健康食品

医院

テレビや広告紙などでよく『○○が消えた!』や『△△が改善!』など
目にすることがあります。元気で長生きしたいとなると 魅力的な文言に
つい使ってみようかな、飲んでみようかなと買ってしまう方も少なくないと
思います。そして外来で「これを飲んでも良いですか?」と聞かれる
事もあります。
ズバリ それが効くなら薬剤として採用されています。

 

医薬品として医師が処方するものは 病気の方に服用してもらうまで
膨大な開発経費をかけ 治験をし 効果も副作用も検証した上で
厚労省の認可をうけてお出ししています。
健康食品・サプリメントの類は【食品】です。効果は「個人の感想」
であり、裏付けというものがありません。貝の濃縮したものや菜っ葉
を濃縮したもの、関節に効く何とか諸々は 医師に問い合わせても
わかりません。例えを考えると、知らない人がDIYで建てた家を
買いたくなるような外観でみて、住んでも大丈夫ですか?と
建てた経緯も使った材料も耐震の状態もわからないものに 大丈夫です
と答える建築・設計の専門の方はいないと思うし、答えられないと思うのです。
自己判断で食べる(飲む)分には止めないけれども推奨する医師は
ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

生活習慣病の方の中には「この薬を出されている」「白いの二粒飲んでいる」等
何故服用しているのか 正しくご理解頂いていないようで そちらの方が心配になります。
能動的に効くと思って買う健康食品の方が 受動的に出されて仕方なくの感ありの
処方薬より覚えられて飲まれているというのは 医療者側としては残念です。

自覚症状の無い方に 起こりうる脳出血や狭心症の可能性を 今服用している薬が
防いでいるんだと伝えても はっきりした効果が見えるわけでもないものを
信用するのは難しいでしょうか。(コレステロールや血圧は数値でわかりますが)
飲めば若返りますよ!とか痛みがピタッとおさまりますよ!とか広告のような
効果を言ってみたいですが、我々は利益を得るためではなく治療をしているので・・・

健康で長生きは人類の永遠の望みかもしれません。だからこそ ご自分の
現状を正しく認識して、濃縮した何かを飲むより お菓子の量を減らすとか
少しでも歩く距離を増やすとか 公的機関の情報を見るとか 検証して裏付けの
あるものは何かを見極めて取り入れてほしいと思います。

【国立研究開発法人】https://hfnet.nibiohn.go.jp/

 

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